個人的な意見を羅列します。
ただの妄想なので、興味の無い人はスルーしてください。
プログラミングしていて分からないことがあると、以前は検索して確認していたが、今は生成AIに質問して済ますことが多くなった。
そのため、ネットの技術記事を見る機会も減少した。
技術記事を全く読まないわけではないが、圧倒的に技術記事を読む機会が減ったのは確かだ。
他の人々も同様だろうと思い、生成AI Claudeのリサーチ機能(深層調査機能)で調べて貰うと、やはり技術系Q&A情報共有サイトのアクセスが減少しているらしい。
生成AIに喰われる Stack Overflow (Claude リサーチ文書)
自分も昔は、技術記事を書いていた時期があって、今もこのサイトに古い技術記事が残っているが、生成AIが登場した時点で、技術記事を書く意味を見いだせなくなって、自分では技術記事を書かなくなった。
生成AI登場後、生成AIの回答する技術解説を、そのまま記事にしていた。
生成AIの書いた記事には、ハルシネーションにより一定の「間違い」が含まれている可能性がある。
しかし、それは人間の書いた記事でも同様で、「生成AIの書いた記事だからダメ」であることを正当化する根拠としては弱い。
生成AIが登場した時点で、私は「技術記事を書く意味は無い」と思っていた。
だから、Stack Overflow の没落は当然の事に思える。
Claude のリサーチにあるように、日本では 「Qiita」、「Zenn」の両サイトのアクセス数は、生成AI登場後も順調に伸びているそうだ。
その原因として、日本では生成AIの普及率が海外に比べて低いからだと、Claude リサーチは回答している。
もう一つの理由として、「Qiita」と「Zenn」は、生成AIのような単純な質問への回答ではなく、ある程度体系化された文書として、記事が構成されているため、最初にまとまった知識を得たいときは、生成AIに質問するより効率的に知識を得られる側面があり、それで生成AIに駆逐されずに伸びている側面もある。
実際、生成AIに予備知識の無い分野の質問をすると、適切な回答を得るのに苦労することがある。
予備知識が無いため、適切な質問を投げられないのだ。
生成AIに適切な質問をする為には、質問する為の基礎知識が必要であり、あらかじめ対象知識の概要のような知識が必要になる。
技術書や「Qiita」と「Zenn」のような体系的にまとまった知識の文書があると、この「質問する為の基礎知識」が得られる。「Qiita」と「Zenn」が伸びているのは、こういった付加価値があるからかも知れない。
ただ、生成AIは日進月歩なので、いずれこの問題も解決してしまう気もする。
生成AIのチャットでは、まだ予備知識の無いユーザーに基礎から体系的に基礎知識を解説することは上手くできない。
しかし、最近リリースされた Visual Studio 2026 に統合されている GitHub Copilot Agent を使ってみると、基本的な CRUD のプログラムを、自律的に AIエージェントだけで作ってしまう。
ハルシネーションの問題は解決されていないが、私がテストだけやって不具合をAIエージェントに知らせてやれば、デバッグも自律的にAIエージェントがやってしまう。
ある程度以上複雑な設計やソースコードでは、間違いが増加してしまうが、新しいコンピュータ言語やフレームワークの使い方を学ぶ手段として考えると、AIエージェントを活用すると「質問する為の基礎知識」も得られるのではないかと思える。
技術書や「Qiita」と「Zenn」の生成AIに対する優位性も、数年ほどで失われてしまう気がする。
日本の場合は、Claude リサーチが指摘するように、海外に比べてAI活用が遅れているから、AIの影響が現れるタイミングも遅れている側面もあるので、技術書や「Qiita」と「Zenn」も延命されているのだと思う。
「Reddit」のように記事を有料にして、会員だけに見せ、生成AIに学習させないことで、サイトの付加価値を維持するサバイバル手段も考えられる。
「Reddit」の場合は、コミュニティサイトの付加価値もサバイバル要素に含まれる。
「Qiita」にはコミュニティサイトの側面もあり、「Zenn」には有料電子書籍の販売プラットフォームの側面もあるので、その点で生き残る可能性も充分に考えられる。
ただ、はっきり言えることは、コミュニティサイトか有料プラットフォーム(生成AIに学習させないコンテンツ)の付加価値を持っていない限り、無料の記事で広告収入を得たり、コンテンツマーケティングを展開するのは、難しいと思われる。
生成AIが、ネットメディアを「喰って」しまい、ネットメディアの付加価値を毀損してしまうことは確実のようである。
新聞やテレビなどのオールドメディアが、ネットメディアに喰われて、広告収入を大幅に減らしたが、今後は生成AIがネットメディアを喰っていくことになりそうだ。
この状況で、地の利を得るのは、「書籍」になりそうな気がする。「書籍」には「電子書籍」を含む。
「書籍」は著作権で守られている上に、そのコンテンツはネット上で生成AIに学習されない。
「書籍」も図書館に並ぶようになると、生成AIの餌になるが、発売当初は生成AIから著作権で守られる。
また、「書籍」のようなまとまった長文コンテンツは、いちいち生成AIに質問して回答を得るより、書籍を読んだ方が楽だ。
生成AIに喰われないコンテンツは、書籍のようなパッケージコンテンツになると思う。
また、同様の理由で「広告ビジネス」が難しくなりそうな気もする。

