以前、「今後は、集客と販売に特化した情報サイトとして、このブログを運営していきます」と明言しましたが、「ユーザーの役に立つ記事とは何だろうか」と考えていると、何を書いて良いか分からなくなって、記事を書けなくなってしまいました。
率直に言って、不特定多数のユーザーの求める記事など予測できるわけがないのです。
具体的な知人に聞いたところで、その人固有のニーズしか掴めないわけで、不特定多数のユーザーに聞いて回るわけにもいきません。
結局、商用ブログとは言え、何がユーザーに受けるのかは、ランダムに記事を書いてみて反応の良いものを広げていくしか無いのだと悟りました。
行き詰まったもう一つの理由しては、「これを言ったら怒らせるだろう」と思われる内容の記事を、自分で勝手に封印していたこともあります。
私はSIer業界で長く働いてきたので、この業界の問題点をよく知っています。
しかし、この業界の中では、業界の問題点について語ることがタブー視され、発言すると酷いバッシングを受ける傾向にあります。
しかし、SIer業界の問題点は経済産業省もDXレポートなどで指摘しており、日経新聞などでもよく批判されています。
大手日刊紙でも時々日本のIT業界の問題として報道されており、既に一部公に認知されている問題でもあります。
SIer業界の問題は、主に不適切な計画やマネジメントによる問題なので、遅かれ早かれ適切な計画やマネジメント手法を導入して、改革しなければ立ちゆかない状況にあります。
既にNTT DATAなどはアジャイル開発を段階的に導入するという報道が流れており、富士通などもビジネスの見直しをするという報道が流れてきています。
多重請負SIerの元請け企業が業態の見直しを始めたということは、SIer業界全体が改革段階に入り始めたということだと、私は思います。
NTTデータが生成AI使うシステム開発手法を全技術者に展開、人月型契約が見直しに
現在、日本経済はインフレ目標政策の元、人手不足経済を政治的に誘発する事を目指しています。今、起こっている人手不足は政治的に作り出したものです。
人手不足になると労働者の賃金が上がり、消費が増えて物やサービスが売れて、経済の好循環が起きます。これを安倍政権以降の与党政権は継続してきました。
最近、その政策の成果が現れてきました。
最近の雇用拡大と人手不足がその成果です。今後、人手不足は更に加速します。
SIer業界もITエンジニアの不足で、従来のSIerの労働集約的ビジネスモデルが通用しなくなってきました。
NTT DATAの人月契約見直しは、その経済環境の変化へ対応する為の対策と考えられます。
私の中でも、このSIer業界の問題は頭の中で大きな比率を占めており、これを無視してブログ記事は書けませんでした。
社会全体もデフレ脱却と人手不足経済への対応で、変わってきたようなので、私ももっと自由に記事を書いていきたいと思います。
ブログ執筆のいうのは、真面目にやろうとすると難しいものですね。
私が考えすぎなのかも知れませんが。