ブログを生成AIで書く事についての考察

生成AI関連

 個人ブログを多くの人に読んで貰う為のノウハウとして、
「専門性を絞った特化ブログを書く」
「専門テーマと関係の無い記事は書かない、書いたら削除する」
「Google検索はサイトの権威性を重視する」
と言われる事が多い。

実際、私も以前は好き勝手に記事を書いていたのを、IT系の記事だけに特化するとPVが上がった経験がある。

その後は、しばらくIT系記事だけ書いていたのだが、そのうち行き詰まってしまった。
その理由は、
「IT系記事を読むのはITエンジニアだけであり、 それは全国でも110万人程度しかいない。マーケットが小さい」
「IT情報で権威性を持とうとするなら、個人開発のように製品でも作った方が良い。製品を作るなら記事を書くより、製品を配布や販売した方が良い。記事を書く意味を失う」
「個人の持てる権威性など、高が知れている」
「IT系技術記事を書いていても、どう考えても商売に結びつかない。受託開発とか、派遣客先常駐の仕事ぐらいにしか結びつかない」
「そもそもGoogle検索のSEOに特化する戦略に無理があると思う」
と言ったところだ。

このままIT系記事を書き続けていても、将来発展的展開が見えてこないのだ。
それで、しばらく悩んでいた。

最近、生成AIがいくつも登場して、いろいろと遊びながら有効な使い方を模索していた。
まず、生成AIは、知らない技術の学習に使うのが、最良の使い方だと思う。
そして、基本的な技術的知識は生成AIに聞けばよく、 ブログで技術解説記事を書く意味を失ってしまったと感じた。

政治経済など社会的な記事でも自分が書くより、生成AIに書いてもらった方が良い事が多い。
生成AIが苦手なのは、最新情報だ。
逆に、半年ぐらい前の情報なら、だいたい学習済みなので、少し古い情報では人間は生成AIに叶わない。

たまたま、SIer業界の問題点についての質問を、Claudeにしてみると、報道やネット検索ではあまり見る事のできない、率直な事実を解説してくれた。
一般社会では、Sier業界で働く人々の利権もあり、SIerの体制や仕事の進め方の問題点などは、なかなか語られないものなので、少し驚いた。

Claudeの解説を見て、一つ簡単なアイデアを思いついた。
「生成AIへの質問と回答を、対談記事のように、そのままブログ記事にしてしまえば良いのではないか」

この方法のメリットは、
「有意義なブログ記事を簡単に量産できる」
「記事の内容に信頼性がある」
「生成AIの回答は、それ自体がある程度の権威性を持っている」
「書かれている記事の信頼性を、読者が自分で生成AIに質問することで、確認する事ができる」
「記事の内容が多少間違っていても、生成AIの責任なので、自分は責任を問われない」
となり、メリットはかなり大きい。

一方デメリットは、
「生成AIとの対談記事など、誰でも作れるので、自分のブログを差別化できない」
「過去数ヶ月以内の最新情報は書けない」
と言ったところ。

これも、生成AIとの対談記事とは別に、自分で書いた記事も掲載すれば、相互補完でデメリットを相殺できる。

「これは充分に使える」と思った。
もともとSEOだけでPVを増やすのは難しいと考えていた。
PVを増やすなら継続的読者を獲得した方が良い。
その為には、自作の技術記事だけ書くのは、生産性の点で無理がある。
そんなに量産できないから。
生成AIで事実の記事を書けば、記事の量産は容易だ。
差別化できない問題も、あまり重要では無い。
SIer業界には、「自明な事実」であるにもかかわらず、語ってはいけない事がたくさんある。
それを私は、世間一般の人々に知ってもらいたい。
生成AIで書いた記事と、同じような記事を他の人達が書いたところで、その事実の拡散が加速するだけなので、むしろ願ったり叶ったりである。
よって、私には生成AIとの対談形式の記事はメリットしかない。

これからこの方法で、事実についての記事を書いていきたいと思う。

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